ファインダー

普通のカメラではファインダーから見た構図がそのまま写真に反映されますが、HOLGAには2つの問題があり考慮が必要です。

見える範囲の問題

HOLGAには6×6用と6×4.5用のフレームサイズマスクが付いています。マスクを付け替えることで写る範囲は変わりますが、ファインダーから見える範囲は変わりません。ということは、 実際に写る範囲とファインダーで見える範囲は関係ない(目安にはなる)ということです。

6×6用のフレームサイズマスクを使った写真は正方形に写り、ファインダーで見える範囲も正方形ですが、実際にはファインダーで見えている範囲よりも広い範囲が写ります。

ファインダーから見える範囲 ≠ 写真に写る範囲

ファインダー全体に見えるように撮った写真
四角い看板をファインダーいっぱいに見えるように撮りましたが、でき上がった写真にはその周囲もかなり写りこんでいます。

HOLGAで写真を撮るようになると、カメラを構えたときに「あのあたりまで写るだろう」とか、「もう少し前に出て撮ってみよう」と考えるようになってきます!

パララックスの問題

パララックスとは、ファインダーで見た映像と実際に写る映像の差のことです。視差しさとも呼ばれます。

(試しにやってみてください)顔の前に指を1本立てて、左目を閉じて右目だけで指を見ます。そして次に、その指を動かさずに、右目を閉じて左目で同じ指を見ます。指と自分自身は動いていないのに指の位置がズレて見えますよね?これは右目と左目の位置が違うからです。見るもの(この場合は指)が近距離にあるほどその差は大きくなります。

カメラでも、被写体を見るファインダーと、実際にものを写すレンズの位置が違えば右目と左目のようにズレて見えます(写ります)。

ちなみに、一眼カメラ(一眼レフ、ミラーレスカメラ)でのファインダー映像は、撮影レンズを通ってきた光で映像が作られているのでパララックスがありません。

どんなレンズを使ってもパララックスがないことが一眼カメラの最大の利点ともいえるでしょう。

撮影距離33cmの写真
クローズアップ・レンズを使った近接撮影です。カメラ裏蓋からフェンスまでの距離が33cm。テニスボールがファインダーの中心に見えるように撮りましたが、実際にはかなり左上の位置になっています。
撮影距離80cmの写真
カメラ裏蓋からフェンスまでの距離が100cm。撮影距離が長くなるほどパララックスの影響は小さくなります。