ブローニーフィルム | |
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120フィルム | 220フィルム |
220フィルムは120フィルムの2倍の長さがあり、撮影枚数も2倍撮れますが、 フィルムの構造上の違いによりHOLGAでは使えません。HOLGAに使えるのは120フィルムだけです。
フィルムには色と明るさの階調を表現できるカラー・フィルムと、明るさの階調しか表せないモノクロ・フィルム(白黒フィルム)があります。
さらに、カラー・フィルムには発色させる方式の違いにより、ネガ・フィルムとポジ・フィルムがあります。
カラー | モノクロ | |
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ポジ方式 | カラー・ポジ | 現在は発売されていません |
ネガ方式 | カラー・ネガ | モノクロ・ネガ |
次の写真は、現像した後のフィルムです。フィルムの種類によって発色が違います。
指でつまんでいるのは色の基準とさせて、ネガ・ポジフィルムを分かりやすく見せるためで、本当は良くないことです(手袋を使いましょう)。
カラーネガでも、カラーポジでも、モノクロでも、120フィルムであればHOLGAで使うことができます。
写真は、フィルムに光を与えることにより映像を記録したものです。
フィルムに光を多く与えるほど写真は明るくなり、少ししか与えないと写真は暗くなります。フィルムに光を与える量を露光量(露出量とも)と呼びます。露光量を適切に与えることで正しい明るさの写真を作ります。
露光量は、『絞り』と『シャッタースピード』と『フィルムの感度』の組み合わせで決まります。いわゆる普通のカメラはこの組み合わせを自動で行っています。
HOLGAは絞りとシャッタースピードは変えられないので、露光量の調整はフィルムの感度でのみ可能です。適切な露光量を得るには天気に合わせてフィルムを決める必要があります。
ネガ・フィルムはプリントするときに明るさの補正ができるので多少の露光量の過不足があっても大丈夫ですが、ポジ・フィルムだとその補正ができない(現像で明るさが決まってしまう)ため、少しの過不足でも写真が明るすぎたり暗すぎたりという結果になってしまいます。
ポジ・フィルムを使う場合は、快晴なら、ISO 100が最適ですが、雲がある晴れ、明るい曇り、などでは最適なフィルム感度を決めることが難しくなります。
ISOは感度の単位で、数字が大きいほど感度が高いことを示します。感度が高いと暗いところでも写りやすくなりますが、明るいところで使うと明るくなりすぎる可能性もあります。
天気 | ネガ・フィルム | ポジ・フィルム |
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快晴 | ISO 100 | ISO 100 |
晴れ〜明るい曇り | ISO 400 | 条件による |
曇り | 写りません | |
朝方と夕方以降 | ||
室内 |
ネガ・フィルムでも、快晴しか撮らないのであればISO100のフィルムが最適ですが、いろいろな条件で撮るときは、ISO400フィルムが使いやすい(失敗が少ない)でしょう。
HOLGAで写真を撮ることに慣れてくれば、「この天気はISO 100だと無理かも、ISO 400だな〜」とか「今日は快晴だしISO 400だと明るすぎるなぁ、ISO 100がバッチリだ」みたいに判断ができるようになってきます!
フィルム感度はフィルム毎に決まっているので、1本のフィルムの途中でフィルム感度を切り替えることはできません。
KODAK コダック |
FUJIFILM 富士フイルム |
ILFORD イルフォード |
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カラー | ポートラ400 | PRO400H | |
モノクロ (白黒) |
トライ-X400 (400TX) | HP5 PLUS | |
T-MAX400 (400TMY) | DELTA400 | ||
XP2 Super | |||
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