現像とプリント

プリントまでのプロセス

フィルムを使うカメラはデジタルカメラと違って、カメラのシャッターを押しただけでは写真はでき上がりません。撮影したフィルムを「現像」して、ネガ・フィルム(またはポジ・フィルム)を作り、それを使って「プリント」を作成します。

写真プリントまでのプロセス

一度、ネガ・フィルムを作ればそれを元にして何度でもプリントを作ることができます。また大きさやプリントの方法(縁ありプリント、縁なしプリント)、プリント紙の種類(光沢、絹目など)を変えてプリントすることもできます。

縁なしプリント
縁なしプリント
縁ありプリント
縁ありプリント

撮影後の処理をまとめて、DPEと呼びます。

  • Development【現像】
  • Printing【プリント】
  • Enlargement【引き伸ばし】

頭文字を3つまとめた「DPE」は和製英語なので、英語としては通用しません。

フィルムを撮りおわったらDPE店(フィルム販売をしているところは、DPE業務をしていることが多い)に現像とプリントを頼むか、現像やプリントを専門業務としているプロラボに依頼します。

プロラボ

プロラボは店頭での注文受付のほかに、郵送による現像・プリントを引き受けているところも多くあります。

フィルム現像と同時プリント

フィルムタイプにより専用の現像処理がある
ネガ・フィルムはネガ・フィルム専用の現像処理があり、ポジ・フィルムはポジ・フィルム専用の現像処理があります。DPE店にフィルムを持って行って現像を頼むと、そのフィルムに応じて最適な方法で現像してもらえます。

フィルム現像後にその現像したフィルムを元にしてプリントまで同時に作成することを同時プリントと呼びます。

撮った写真をすべてプリントしたいときは同時プリントが良いですが、全部プリントしなくても良いときや、フィルムをスキャニング後デジタル処理する場合など、プリントが不要になるときは「現像だけ」でも注文できます。また、あとから「プリント」の追加注文もできます。

銀塩写真のデジタル化

HOLGAで撮った写真をウェブ・サイトに載せたいときや、プリンターでプリント(プリント出力)を作りたいときは、フィルムかプリントをスキャンしてデジタル・データを作る必要があります。

写真をデジタル化する
銀塩写真のデジタル化はフィルムあるいは、写真プリントをスキャンします。