シャッター

HOLGAは1/100秒シャッターと、バルブ・シャッターを使うことができます。

B & N

N&B切り替えスイッチ
レンズ下部についている、B & Nのスライドは、シャッターの切り替えスイッチです。通常は"N"で撮影します。スライドは"N"側へ寄せます。

1/100秒のシャッター

N
"N"側へスライドを動かすと、HOLGAの標準シャッターです。シャッターボタンを押すと1/100秒のシャッターが切れます。

バルブ・シャッター

B
"B"側へスライドを動かせば、バルブ・シャッターが使えます。バルブとは、シャッターを開いたままにする機能のことです。バルブ・シャッターを選ぶと、シャッターボタンを押してから指を離すまで、シャッターが開いたままになります。
スライドの固定
バルブ・シャッターを使うつもりでないなら、切り替えスイッチにテープを貼って"N"に固定しておくと失敗が防げます。

通常の1/100秒シャッター(N)では暗すぎて写らないような場面でもバルブ・シャッター(B)だと写すことができますが、必要な露光時間は状況によりいろいろです。

また、バルブ・シャッターではシャッターを開けている時間が長いため映像がブレてしまうので、三脚に取り付けて撮影する必要があります。

明るすぎる写真
快晴の昼間にバルブ・シャッター(B)で写真を撮ると、露光量が多すぎて明るすぎる写真になります(いわゆる失敗写真…)。

多重露光

HOLGAは多重露光というテクニックを簡単に使うことができます。多重露光というのは、1枚のフィルム上に2回以上の露光をすることです。それによって、1回の露光では得られない映像イメージを得ることができます。

フィルムを巻く >>> シャッター >>> フィルムを巻く >>> シャッター >>> ・・・

という順序から「フィルムを巻く」作業を省けば良いだけです。

フィルムを巻く >>> シャッター >>> シャッター >>> ・・・

フィルムを巻き上げないで連続2回シャッターを切れば、同じフィルム上に2回分の映像が重なって記録されます。

2重露光
赤と黄色のチューリップを重ねて撮った、2重露光写真です。